2022年6月。
めちゃくちゃ嬉しい出来事がありました。
それが、こちら!
「図書館の大魔術師6巻発売」
です!!
待ち望んでいた最新刊!
え、嬉しい出来事って漫画の話…?
と思った方もいるかもしれませんが、この「図書館の大魔術師」がとにかく面白いんです!
とくに、
- 王道ファンタジーが好き
- 胸が熱くなる物語が読みたい
- 絵が綺麗な漫画を読みたい
- 本が好き
という人には強くオススメできる漫画です。
今回の記事では、そんな「図書館の大魔術師」のあらすじや魅力についてご紹介します。
図書館の大魔術師ってどんな話なの?
混血であったために差別を受けていた本好きの少年が、憧れの仕事である司書を目指す物語です。
内容は『THE・王道の冒険ファンタジー』で、作中には様々な歴史や文化を持つ異世界ならではの民族や魔術などが登場します。
その世界観がとにかく壮大で緻密!
僕は始めてこの漫画を読んだとき、あまにりも面白くて1巻を3回読み直しました(笑)
そして、すぐに残りの巻を一気買い。
久しぶりに寝るのを忘れて、深夜までずーっと本書を読みふけったことをよく覚えています。
原作:『風のカフナ』:著・ソフィ・シュイム先生 訳・濱田泰斗先生
画:泉光先生
出版社:講談社
連載誌:good!アフタヌーン(2017年12号 -より連載中)
既刊:6巻(2023年4月現在)
図書館の大魔術師のあらすじ・登場人物
あらすじ
アムンという小さな村に暮らす耳長の少年は本が大好きであったが、耳長で貧乏だった為、村の図書館を使うことができなかった。
Amazonの「図書館の大魔術師1巻」紹介ページより
そんな少年は差別が存在しない本の都・アフツァックに行くことを夢見る。
ある日、少年は憧れのアフツァックの図書館で働く司書(カフナ)と出会う。
この司書との出会いが、少年の運命を大きく変えることに──。
孤独な少年が未来を切り拓く、異世界ビブリオファンタジー堂々開幕!!
主な登場人物
シオ・フミス
本作の主人公。
アムンという小さな村に住む本好きの少年。
ヒューロン族とホピ族という珍しい組み合わせの混血で、長く尖った特徴的な耳を持っている。
その容姿から村では「耳長」と呼ばれて差別されていた。
セドナ=ブルゥとの出会いをきっかけに、司書(カフナ)を目指すことを決意する。
セドナ・ブルゥ
アフツァック中央圕・守護室期待の新人。
風の魔術を操る。
シオが住むアムンの村に訪れた司書(カフナ)の1人で、この人物との出会いがシオにとって人生の大きな転機となる。
何かとかっこつける癖がある。
図書館の大魔術師のここが魅力!
作り込まれた壮大な世界観と設定
この漫画を読んだ人なら必ずこう思うでしょう。
「世界観ヤバっ!めっちゃ緻密で作り込まれとる!!」と。
物語の舞台がファンタジーの世界なので、この「図書館の大魔術師」には現実の世界にはない様々な要素が登場します。
民族、歴史、宗教、魔術、地域、道具…etc。
その一つ一つの作り込みが半端じゃないんです。
たとえば民族。
図書館の大魔術師には、
ヒューロン族、ホピ族、カドー族、ラコタ族、ココパ族、クリーク族、セラート族…etc。
といった多様な民族が登場し、主要な登場人物として物語を形づくっていきます。
ここで驚きなのは、この多種多様な民族それぞれの文化や歴史・民族性などが細かく設定され、漫画の中で描かれているところ!
各民族の確立したバックボーンをもつ登場人物たちが漫画の中で動いているので、
ファンタジーの世界なのに「本当にこのような民族の人物がいて、歴史が実在している」ような感覚になります。
緻密で美しすぎる絵
はじめの数ページを開いたとき、すぐに思いました。
「絵がヤバい…美しすぎる!」と。
図書館の大魔術師は、とにかく絵が美しいんです。
背景の建物や小物から服装まで、どのコマも一切手を抜かずに描かれているのが伝わってきます。
言葉だけでは伝わらないと思うので、実際のコマをどうぞ。
どうでしょう?
ここまで緻密に描かれた漫画は、なかなか珍しいのでは?と思います。
この絵を眺めるだけでも、本書を読む価値アリです。
心に響く登場人物の言葉
物語を読んでいて何度も思いました。
「これはアカン…泣いてまう…。」と。
→(実際に泣いてます笑)
「逆境の中で成長していく主人公」や「魅力的な個性をもつ登場人物」の名言がとにかく心に響いてくるんです。
これは、それぞれの登場人物がもつ背景や想いを丁寧に描いているのが大きいんだろうなぁと思います。
しっかりと主人公や登場人物が描かれているので、感情移入してその言葉に感動しちゃうんですよね。
いくつか個人的に好きな名場面をご紹介します。
ぜひ本編を読んだうえで、これらの名場面を味わってほしいです。
本好きの心をバンバン打ってくる
物語を読んでいて思いました。
「本ってやっぱり最高」と。
図書館の大魔術師は、「本(書)を守る図書館」を軸にして物語が進んでいきます。
書を護ること それ即ち 世界を護ること也
図書館の大魔術師より
作中ではこんな言葉が出るぐらい、「本」は超重要な要素の1つ。
そして、主人公や登場人物の本に対する愛や熱意がもう半端じゃないんです。
この漫画を読んでいると、「本を読むことの大切さや素晴らしさ」を再認識させられます。
僕も読書が好きで月に10冊以上の本を読むので、この漫画に出てくる登場人物の言葉に激しく共感しました。
心から「そうそう!本ってやっぱ最高やんね!」と思わさせてくれる作品です。
まだまだ魅力は盛り沢山!
ここまでいくつかの魅力を紹介しましたが、僕の拙い文章では語りきれない魅力がまだまだあります。
気になった人はぜひ本編を読んでもらえればと思います。
「いきなり単行本を買うのはちょっと…」という人は、アフタヌーンの公式サイトで第1話を無料で読むことができます。
まずはそちらからどうぞ。
図書館の大魔術師の惜しいところ
最新刊の出るペースが遅い…
このクオリティで物語を描いていくので仕方ないことかもしれませんが、単行本の出るペースはかなり遅いです。
大体1年に1回ぐらい。
続きが気になってしょうがないので、ソワソワしてしまいます(笑)
ただ、僕はどこまででも待ちます。
なんとしても、この物語の最後を見届けたいです!
大変だと思いますが、制作に関わっている方々を応援しています!
まとめ:面白い漫画を探している人はぜひ読んでみて
今回の記事では超・オススメ漫画の「図書館の大魔術師」をご紹介しました!
最新刊が出たのが嬉しすぎて、思わず紹介記事を書いてしまった(笑)
個人的には、いつかアニメ化や映画化もしてほしいなーと思ってます。
読み応えのある面白い漫画を探している人は、ぜひ手にとってみてください!