テント泊で登山をするときに、キャンプ場では登山靴から開放されたいですよね?
そんな時に重宝するのがサンダルです!
そこで、「登山用に良いサンダルはないかなー」と探していたところ、軽量&折りたたんでコンパクトに収納できるサンダルを見つけました。
購入して実際に使ってみたので、今回の記事ではこの『Lille TOUR トラベルサンダル』をレビューしていきます!
ちなみに、先に結論を述べてしまうと以下のとおり。
サンダルに求めること
僕がテント泊用のサンダルに求めることは下記の5点。
- 軽量である
→登山で軽いは正義!300g以下が望ましい - コンパクトに収納できる
→かさばると邪魔になるので、ザックに収納できるようコンパクトなものが良い。 - 足の開放感がある
→気持ちよく履きたいので開放感が欲しい。なので、怪我の恐れがあっても足先は包まれてなくてOK。 - 靴底に適度な安定感がある
→ペラペラすぎると岩が多いテント場では不便。歩いていて安心感があるほうが良い。 - 着脱がし安い
→サッと履けて、サッと脱げるのが良い。靴下のままで履けるのが希望。
人によって求めることは違うと思いますが、こんなことを考えながらサンダルを選びました。
ちなみに、今回購入した『Lille TOUR トラベルサンダル』は、
1~4の条件はクリア!ただ、5は微妙…
といった感じです。
商品概要:Lille TOUR トラベルサンダル
『Lille TOUR トラベルサンダル』の商品情報や外観を紹介していきます。
- 商品名:LilleTOUR(リレッツァ) トラベルサンダル
- メーカー/ブランド名:OKA(オカ)/PLYS(プリス)
- カラー:アイボリー、ピンク、ネイビー、ブラック
- サイズ:Mサイズ(23~25cm対応)、Lサイズ(25~27cm対応)
- 素材:EVA樹脂
- 重量:約60g(片足Mサイズ)、約70g(片足Lサイズ)
外観
商品が梱包されて届いたときの状態がこちら。
僕は足の大きさが27.0cmなのでLサイズを購入しました。
撥水加工がされているので水に濡れても大丈夫な作りになっています。
箱から取り出してみるとこんな感じ!
ほんまに折りたたまれてる!
こんな状態のサンダルは見たことないので新鮮です(笑)
500円玉と並べてみました。
折りたたまれているのでコンパクト。
重さも片足約70g、両足で約150gと超・軽量です。
付属の収納ポーチに入れてみました。
ポーチがついているのは、地味に嬉しい。
サンダルを履くときは、折りたたまれているサンダルのうしろの部分を抜き出します。
ここでちょっと気になった点が。
抜き出しても折りたたみ部分にクセがついているので、自動では真っ直ぐにならないんです。
なので、サンダルを履く時はうしろの踵部分を抑える必要があります。
試しに履いてみました。
サイズがギリギリなので、ちょっとキツめだけどなんとかいけるかな…?という感じ。
履き心地は悪くないです。
あとは、実際に野外で使ってみて「どんな感じか」ですね!
実際にテント泊で使ってみての感想(残念なところ・良かったところ)
秋の涸沢でテント泊をした際に『Lille TOUR トラベルサンダル』を使ってみました!
ここからは、そのときの感想(残念なところ・良かったところ)をご紹介します!
残念なところ
まずは、残念だったところから。
残念①:サイズが小さめ
1つ目が「サンダルのサイズが小さめで、足に合わなかった」ところです。
まぁ、これは元々Lサイズが「25.0~27.0cm対応」なので仕方ないんですけどね…。
僕は足のサイズが27.0なのですが、足幅が広めなので普段は3Eや4Eの靴を履いています。
なので、ギリギリ27.0cmに対応しているこちらのサンダルは足に合いませんでした…。
自宅周辺で試し履きをしたときは気にならなかったのですが「登山後は足がむくんでることもあってか、このサンダルのサイズでは厳しかった」です(汗)
残念②:折りたたみ部分が曲がるので履くのが少し面倒
2つ目が「履くのが少し面倒」なところです。
これは、折りたたみ部分が曲がっていることに原因があります。
折りたたんで収納しているとサンダルを外に出しても曲がったままなので、履く時に踵の部分を抑える必要があります。
これが、めんどくさい!
サッと履きたいのに、一手間かかるのが残念でした。
残念③:歩くとペタペタ音がする
3つ目が「歩くと音がする」です。
踵が固定されていないので、歩く度にサンダルが足裏に当たって”ペタペタ”と音がします。
これが、ちょっと恥ずかしい!笑
というのが、残念なポイントでした。
この後で紹介する「mont-bellのサンダル」のような構造なら、踵が固定されるので音の心配はないですね。
残念④:折りたたむとザックの中でかさばる(笑)
4つ目が「折りたたむとザックでかさばる」です。
「いやいやいや、”コンパクト”って話をしてたやん!」
と思われる人もいるかもしれませんね。
たしかにコンパクトなんです。
なんですが…
登山のザックに収納する場合、
折りたたんでコンパクトにするよりも、折りたたまずにザックの隙間とかに収納したほうが “かさばらない”
という事実に気づいてしまいました。←初めから気づけよ!という感じですが(笑)
なので、「折りたたんでコンパクトにできるのは、登山ではあまりメリットにならんなー」という感想です。
(この部分については各自のパッキング方法によって変わるとは思います!)
旅行用のカバンとかに入れるのには、ちょうど良いと思うんですけどねー。
良かったところ
ここからは、良かったところを紹介していきます。
良かった①:マジで軽い
1つ目は「超・軽量」なところです!
登山において、軽いは正義
Lサイズで片足約70g、両足でも約140gという軽さはめちゃくちゃ助かります。
他のサンダルだと、軽くても200~300gぐらいのものがほとんど。
なので、この軽さは魅力的です。
良かった②:靴底が意外としっかりしていて、履き心地が良い
2つ目が「靴底がしっかりしていて、履き心地がいい」ところです。
「折りたたみの商品なんで、靴底がペラペラで安心感がないのかな?」と思ったのですが、そんなことはありませんでした。
今回、このサンダルを使用した涸沢ヒュッテのキャンプ場は岩がゴロゴロしています。
「このサンダルで大丈夫なんか!?」
と心配だったのですが、特に問題なく歩けました。
履き心地もいい感じ(サイズのことを除けば…)です!
僕は100均のサンダルを自宅のベランダで使っていますが、それと比べても『Lille TOUR トラベルサンダル』のほうが「断然履き心地が良い!」と感じました。
良かった③:水を弾いてくれる
3つ目が「水を弾いてくれる」ところです。
涸沢でのキャンプ中に雨が降ったのですが、雨をしっかり弾いてくれていました。
良かった④:足が気持ちいい
4つ目は「足が気持ちいい」ところです。
前述のように、このサンダルと僕の足はサイズが合わなかったのですが…
それでも、
「サンダルを履くと気持ちいい!」
一日中履いて、蒸れた登山靴から解放されるのは最高です。
「テント泊にサンダルは不要!」という人もいると思いますが、僕にはサンダルが必需品ですね。
『Lille TOUR トラベルサンダル』 をオススメできない人・できる人
『Lille TOUR トラベルサンダル』 をオススメできない人・できる人をまとめてみました。
購入を迷っている人の参考になればと思います。
オススメできない人 | 足のサイズが大きい人は要注意!
オススメできない人①:足のサイズが27.0以上の人or足が幅広の人
「足のサイズ27.0より大きい人や足の幅が広い人」にはオススメできません。
本製品は幅広の足を想定して作られた製品ではないです。
それに、カタログスペックではLサイズは25.0~27.0cmまで対応となっていますが、幅広じゃなくても27.0cmの人が履くと小さく感じると思います。
余裕をもって「Lサイズは25.0~26.5cm、Mサイズは23.0~24.5cmぐらいの人が履くのがちょうど良い」かと。
足が大きめの人は、別のサンダルを検討することをオススメします。
オススメできない人②:足を包み込んでほしい人
「足を包み込んで守ってほしい人」にもオススメできません。
つま先が外に出る形状なので、クロックスのようなサンダルと比べると指をどこかにぶつける可能性は高いです。
オススメできない人③:めんどくさがりな人
そして、「めんどくさがりな人」にもオススメできません。
理由は「残念②:折りたたみ部分が曲がるので履くのが少し面倒」で紹介したように、自動で真っ直ぐにならないので、履くときに一手間かかるからです。
オススメできる人 | 登山よりも旅行向け!?
オススメできる人①:軽量で手頃な価格のサンダルを探している人
「軽くて、値段が安い手頃なサンダルを探してる!」という人にはオススメできます。
- 折りたためてコンパクトになる
- 重量約140g
- 値段1,000円ちょっと
- 撥水加工
- 靴底に安定感があって履き心地OK
という感じで、性能と価格のバランスが良く商品自体のコスパは高いです。
オススメできる人②:旅行用のサンダルを探している人
というわけで、このサンダルは「旅行用のサンダルを探している人」にオススメです。
- 飛行機、新幹線、バスで移動しているとき
- ホテル、旅館に滞在しているとき
- 旅行先でフラッと散歩したいとき
- 海や川に遊びに行くとき
「折りたためてコンパクトに持ち歩ける&履き心地も良い」というメリットから、旅行用のカバンに忍ばせて上記のような場面で使うのにはぴったりかと。
登山用としても悪くはないんですけどね。
「残念④:折りたたむとザックの中でかさばる(笑)」で紹介したように、ザックにパッキングすることを考えると他のサンダルのほうがいいかな?と思います。
他のサンダル候補
本製品を購入して使ってみたのですが僕の場合は、
- 足のサイズが合わない
- 登山のザックに入れるのに”折りたためる”必要はない
となったので、また新たに登山用のサンダルを検討中です。
今のところ候補は下記の2つ。
<mont-bell> スリップオンサンダル
登山用サンダルの大定番。
鼻緒が独特の構造をしていて、サンダルが浮き上がらないようになっています。
この他にもmont-bellには「ソックオンサンダル」や「ロックオンサンダル」という少し違うverの製品もあり、それらも良さ気です。
<ビルケンシュトック> サンダマドリッド EVA
ドイツのサンダルメーカー「ビルケンシュトック」のサンダル。
これも人気商品ですね。
片足約76g、両足で約152gという軽さが魅力的です。
さいごに | 『Lille TOUR トラベルサンダル』 は登山よりも旅行で使うのがいいかも
今回は、テント泊登山で『Lille TOUR トラベルサンダル』 が使えるのか?レビュー記事をお送りしました!
結論としては、
という感じでした。
まぁ、商品名に “トラベルサンダル” とついている製品ですから当然か(笑)
僕は足に合わなかったこともあり、テント泊用のサンダルは別途購入する予定です。
良い製品に出会えたら、改めて紹介しますね!