ここ1年ぐらいでサウナにはまり、週2~3回のペースでサウナに通っています。
ハマるキッカケは友人に誘われてサウナをした時に、外気浴で “至福のととのい” を体験したこと。
その時の体験があまりにも気持ちよくて、そこからサウナを楽しむ日々が始まったのですが、ずーっと疑問がありました。
自分のサウナの入り方って正しいのかな?
という。
この疑問に答えてくれたのがこの本です!
タイトルの通り、著者がお医者さんなので医学的見地で
- サウナの効果
- サウナの正しい入り方
を紹介してくれています。
僕はこの本を読んでから、前よりもサウナをより気持ちよく・安心して楽しめるようになりました。
今回の記事では、本書の要約と感想を紹介していきます!
こんなにたくさん!サウナの効果・メリット
まずはじめに、本書に書かれている「サウナの効果(メリット)」をご紹介します。
- 脳疲労がとれて頭がスッキリする
- 決断力と集中力がアップ
- アイデアやひらめきが舞い降りる
- 感情的にならなくなる
- 良質な深い睡眠がとれるようになる
- 肩こり・腰痛・眼精疲労がやわらぐ
- 肌がきれいになり、やせやすい体質になる
サウナの効果すごくないですか!?
本書では「なぜサウナでこれらの効果が得られるのか?」について、科学的に説明がされています!
医学的に正しいサウナの入り方
ここからは、先程のようなメリットをより効果的に、かつ安全に得るための
「正しいサウナの入り方」を解説します。
本書 “ミソ” ともいえる部分ですね。
忘れてはいけない “大前提”
まず、大前提として忘れてはいけないことがあります。
それは・・・
“自分自身が気持ちいいこと”を大切にする
です。
じつは、本書によると“気持ちいい” はちゃんとした医学的根拠がある大事な感覚なのだそう。
なので、
正しくサウナに入れている=気持ちいい
となるのです。
これから紹介する基本の入り方をベースに、自分にとって”一番気持ちいい”ベストな入り方をぜひ見つけてください!
鉄の掟!「サウナ→水風呂→外気浴」の流れは死守するべし!
サウナに入るときに忘れてはならない基本の流れが、
サウナ→水風呂→外気浴
この一連の流れを1セットとして、3~4セット行うことでサウナの効果がより高まります。
ちなみに、セットとセットの間に湯船に浸かったり、体を洗ったりするのはOK。
サウナ中は500~1000mlの水分が失われているので、セット間に水分を補給するのも安全にサウナに入るために大切なことです。
ただ、セット間の過ごし方は自由ですが、サウナ→水風呂→外気浴の流れの中で別のことをするのはNG!
「水風呂で冷えたから、外気浴はやらずに湯船で温まるか~」
とか
「冷たい水風呂に入るのが嫌だから、サウナから出たら外気浴しに行こうっ♪」
みたいなことをやってしまうと、気持ちのいい真の “ととのった” 状態を得づらくなり、サウナでもたらされる効果が下がってしまいます。
サウナ室の入り方・出る目安
では、まずはサウナ室での正しい入り方・出る目安をご紹介します。
入り方
- サウナに入る前に体や髪を洗って身を清める
- なるべくヒーターから遠い場所に座る
- サウナ室は上の段に行くほど熱いので、自分の体調と相談して上段・下段を選択する
- 十分なスペースがある場合は、あぐらor体育座りをする
出る目安
- 脈拍が平常時の2倍ぐらい(軽いジョギング程度)
- 背中の真ん中が温まったら
入り方で印象的だったのは、「あぐらor体育座りをする」というところ。
これは、「できるだけ体の高低差をなくして温度を一定にするため」という理由でオススメされていました。
なんとなく、足を下ろして座った状態でサウナ室で過ごす人が多いと思うので、広いスペースがあればぜひ足を上げてみてください。
あと、出る目安の「背中の真ん中が温まったら」は、個人的にかなり参考にさせてもらってます。
8~10分+背中の真ん中の感覚
という感じで、時間と背中の温まり具合を基準にしてサウナ室を出るようにしてからは、体が十分に温まっているのかより気持ちよく水風呂に入れるようになりました。
水風呂の入り方・出る目安
サウナ室で十分に温まったら、水風呂へ。
水風呂の入り方・出る目安は下記のとおり。
入り方
- 入る前にぬるい水シャワーで体を慣らす
- 大きく息を吸ったあとで、息を吐きながら入る
- 冷たいのが苦手な人は、両手を水から出して入ってみる
出る目安
- 脈拍が正常に戻ったら
- 気道がスースーしたら※時間だと1分ぐらいが目安だけど、水風呂の温度によっても変わる
水風呂は苦手な人もいるかもしれませんが、本書によるとサウナの効果を正しく得るためには”水風呂”は必須。
水シャワーで済ますのは、オススメされていませんでした。
上記にも書いた「両手を水を出す」などを実践して、苦手な人も水風呂に入れるようにがんばってみてください!
僕も以前は水風呂が大嫌いやったんですが、
- サウナ室で全身をしっかり温める
- 外気浴で “ととのう” 気持ちよさを知る
という経験をすると、水風呂が苦ではなくなりました。
外気浴(ととのい)のやり方・終える目安
水風呂を出たら、外気浴へ。
このときにサウナの神髄である “ととのい” タイムがやってきます。
外気浴のやり方・終える目安は下記のとおり。
やり方
- 水風呂から出たら、手早くタオルで水を拭き取る
- 水風呂→外気浴への移動はなるべく早く
- 横になるorイスに座って「気持ちいい」を味わう
出る目安
- 5~10分程度
- 足の末端が少し冷たく感じたら
本書を読むまで知らなかったのですが、真の “ととのい” タイムは「水風呂を出てからの約2分間」だそうです。
なので、「水風呂→外気浴の移動をなるべく早くする」ことがオススメされています。
著者のなかでは、「”サウナ→水風呂→外気浴”のすべてが、10歩以内に収まること」が理想なのだとか。
僕はここまで動線のいいサウナは入ったことありませんが、いつか体験してみたいなぁと思います。
この本を読んでみての感想・変化
サウナに行きたくなった
本書を読んだその瞬間から、
めっちゃサウナに行きたくなりました!笑
それは、サウナの効果・メッリトを知ったことと、
「サウナ室で足を上げるとどうなるんやろ?」
とか
「水風呂で息を吐きながら入るのを試してみたい!」
という感じで好奇心が刺激されたのも大きかったと思います。
“ととのい” やすくなった
それで、僕はこの本を読んだ翌日に早速サウナに行ったのですが、そこですでに変化を実感しました。
以前よりも “ととのい” やすくなったんです!
これは「正しいサウナの入り方」を知って実践したことで、
サウナ室→水風呂→外気浴の過ごし方が、より効果的になったからやと思います。
サウナの入り方を少し変えただけで、気持ちよさが変わったので面白かったですね。
より安心してサウナをできるようになった
さらに、本書を読んだことで、
“安心してサウナを楽しめる”ようになりました!
これは、「いま自分の体でなにが起こっていて・なんで気持ちいいのか?」をちゃんと医学的なメカニズムを元に知って理解することで、
身体がすごい状態になってるけど、このまま続けて大丈夫なん!?
というような不要な心配がなくなったおかげです。
さいごに
今回のブログ記事では、「医者が教えるサウナの教科書」の要約と感想をご紹介しました!
本書にはこの記事で紹介した内容以外にも、
- 目的別・こんな時にはこのサウナの入り方
例)眠気をとばしたい、脳も体もクタクタ - サウナドクターに聞くQ&A
例)サウナに入っては行けない人・場合は?、本当のところ精子に影響はないの?
といった気になる内容が掲載されています。
すでにサウナが大好きなサウナーの人はもちろん、「これからサウナを始めたい・・・」という人にもオススメできる良書です!
気になった人は、ぜひ手にとってみてください。