今回のブログ記事では、蓼科山登山2日目の登山レポートをお送りします!
歩いたのは、蓼科山で一番人気のある「七合目登山口ルート」です。
距離とコースタイムが短く、途中で休憩できる場所もあるので、初心者にオススメできるルートでした。
【登山レポート】蓼科山頂ヒュッテ(蓼科山)~ 七合目登山口
蓼科山頂ヒュッテ→ 七合目登山口ルートの概要
ルート:蓼科山頂ヒュッテ(蓼科山) → 将軍平 → 蓼科山七合目登山口
コースタイム:約1時間30分※下り
距離:約2.5km※片道
標高差:約630m
トイレ:七合目登山口、蓼科山荘、蓼科山頂ヒュッテ
蓼科山頂ヒュッテ → 将軍平(蓼科山荘)
一晩お世話になった蓼科山頂ヒュッテともこれでお別れ。
次に蓼科山に登るときにも必ず泊まります!
2日目は山頂から七合目登山口まで下るのみだったので、朝はゆっくりと7:00頃に小屋を出ました。
なーんにも見えんかった蓼科山山頂にも別れを告げます(笑)
このとき、霧雨が降っていたのでレインウェア、スパッツ、ザックカバーを着用していました。
蓼科山の山頂付近では、どのルートでも “岩場” を歩くことになります。
雨で岩が濡れているので慎重に・・・。
小屋を出てから20分ぐらいで鎖場が出てきました。
振り返ってみるとかなりの急登(汗)
正直、鎖は使わずに両手をガシガシと使ったほうが登りやすそうな感じでした。
なので、蓼科山登山口ルートの時と同様に “手袋” はあったほうがいいです。
将軍平まで大きめのゴロゴロとした岩が続く道を下ります。
蓼科山頂ヒュッテを出てから約40分で将軍平に到着!
ここには蓼科山荘という山小屋があります。
蓼科山荘にはトイレがありますし、軽食を注文することもできます。
休憩にはもってこいの場所ですね。
そして、将軍平は色んな道の分岐点。
ここから大河原峠、天祥寺原方面に抜けることもできます。
今回は「七合目・ゴンドラ」の方面へむかいます。
将軍平(蓼科山荘)→ 七合目登山口
将軍平を抜けると大きな岩はなくなりますが、こんな感じの足元がガレた道が続きます。
下りなのでズルっといかないよう慎重に・・・。
この道もかなりの急登ですね。
天気が悪いにも関わらず、30人以上の登りの人とすれ違いました。
夏休み期間ということもあってか、小学生ぐらいの子供と親子連れで来る人が多かったです。
小屋から30分ほどで “天狗の露地” に到着。
晴れていれば、ここから少し道を外れたところに展望ポイントがあって見事な景色が見られるそうです!
この日はもちろん、なんにも見えませんでした!笑
“天狗の露地” を抜けてからも黙々と下り続けます。
道が平坦になってきたところで、標識に “馬返し” の看板が。
ここまで来ると、登山口まではもう一息です!
“馬返し” から約10分ほどで、鳥居が見えてきました!
無事、七合目登山口に下山!
所要時間は蓼科山頂ヒュッテから約1時間30分。ほぼコースタイム通りですね。
この七合目登山口からピストンで登るのが、蓼科山では一番人気のルートになります。
登山道はしっかりと整備されていますし、七合目に登山口があるのでコースタイムも標高差も短め。
その割に急登や岩場があって “ちゃんと登山したぞ!” という気分になれます。
実際に歩いてみて、「たしかに、初心者にオススメできるコースやなぁ」と思いました。
(今回は下りしか歩いていませが)
登山口の鳥居前と少し離れたところに車を止められるスペースがありました。
天気が悪いにも関わらず、かなりの数の車が止まっています。
蓼科山の人気が伺えますね。
登山口にはトイレや休憩舎もあります。
水場やテント場はなかったですが、登山の起点にするにはぴったりの場所ですね。
七合目登山口~茅野駅までのアクセス(バス)
ここからは、七合目登山口から茅野駅まで公共交通機関(バス)でアクセスする方法をご紹介します。
車の場合は七合目登山口の駐車場に止めればいいのですが、公共交通機関でアクセスする場合は乗り継ぎが発生するためちょっと複雑です。
- 七合目登山口 → (徒歩) → 「ゴンドラリフト」利用
- ゴンドラリフト → (徒歩) → 「蓼科牧場」乗車 → (たてしなスマイル交通シラカバ線) → 「東白樺湖」下車
- 「東白樺湖」乗車 → (アルピコバス 白樺湖・車山高原・霧ヶ峰線) → 「茅野駅」下車
七合目登山口 → ゴンドラリフト
まずは、七合目登山口からゴンドラリフト乗り場まで歩きます。
所要時間は約10分。案内の標識があるのでそれに沿っていけばOKです。
これがゴンドラリフト乗り場。
近くには見晴らしの良いテラス席?がありました。
晴れると気持よさそう~。
ゴンドラリフト → 蓼科牧場 → 東白樺湖
ゴンドラリフトに乗り込みます。
料金は片道900円、往復だと1,600円です。
ゴンドラリフトからの眺め。
さっきまで登山をしていたのに、なんだか観光気分になってきます(笑)
「蓼科牧場STATION」でゴンドラリフトを降ります。
ここから、次のバスに乗る「蓼科牧場」バス停に徒歩で移動(数分)します。
「蓼科牧場」バス停。
ここでたてしなスマイル交通シラカバ線に乗って、「東白樺湖」バス停で下車します。
ちなみに、ゴンドラリフトを使わなくてもバス停から七合目登山口まで徒歩でアクセス(約40分)することも可能です。
「蓼科牧場」発着のバスは本数がめっちゃ少ないので要注意!
公共交通機関でアクセスをする予定の人は、時刻表のチェックは必須です。
「蓼科牧場→東白樺湖」までの運賃は200円。安い!
乗ったバスはこんな感じ。
バスの運転手さんがとても親切で、「東白樺湖」バス停で降りたときに
茅野駅に行くバスってどこで乗ればええんやろう…?
と迷っていると、バスからわざわざ降りてきて優しく丁寧に教えてくれました!
(ありがとうございました!)
東白樺湖 → 茅野駅
東白樺湖からはアルピコ交通さんのバスに乗って茅野駅へ行くのですが、少し時間があったので白樺湖周辺を散策。
時間が限られていたので一部しか回れませんでしたが、湖の周辺には遊歩道が整備されていたり、観光用の施設があったりしてのんびりと過ごすのに良さげな雰囲気でした。
山の上はガスだらけだったのに、下界では青空がチラホラと顔を出していました。
蓼科山の山頂でこんな空を見たかった・・・!
軽く白樺湖周辺のを散策を終えて、アルピコ交通さんの「白樺湖・車山高原線(茅野駅方面)」に乗り込みます。
バス停は「たてしなスマイル交通」のバスで降りた場所のすぐ目の前でした。
このバスも本数が少ないので、時刻表は必ず事前にチェックしておいてくださいね。
茅野駅に到着!
「東白樺湖→茅野駅」までは所要時間約50分。運賃は1,000円です。
疲れもあったのか、バスの中ではいつの間にか爆睡してましたねー。
茅野駅からは「特急あずさ・かいじ」を利用して東京に戻りました。
七合目登山口ルートを歩いてみての感想
初・蓼科山登山には最適なルート!
1日目に登った蓼科山登山口ルートと比べると七合目登山口ルートは、
- 往復の距離(約5.0km)とコースタイム(約3時間)が短い
- 途中(将軍平)にトイレがある
- 他の登山者も多くて安心感がある
といった理由で初めて蓼科山に登る人にはオススメできるコースでした!
登山道もよく整備されているので、迷ったりする心配なく歩くことができます。
ただ、山頂付近になると岩場が出てきたり、石がゴロゴロと転がる道が続くのでそこは注意です。
「初心者向け」とはいえ、七合目から登る場合も登山靴やレインウェアといった基本的な山の装備は必要です。
最後に | 蓼科山にはもう一度行ってみたい!
というわけで、3回の記事にわけて蓼科山登山(1泊2日)のレポートをお送りしました!
八ヶ岳の美しい森を堪能して、小屋でも気持ちよく過ごせて満足でした。
ですが、どうしても心残りなのは・・・
眺望がまったく望めなかった
この1点につきますね(笑)
今度はもっと天気が良いときを狙って蓼科山にリベンジしたいと思います!