「西表島の外せない観光地といえば?」
と聞くと名前があがるのが「由布島(ゆぶじま)」です。
2023年3月に西表島でドライブをしたときに、僕も由布島に足を運んでみました。
実際に行ってみると、島には楽しめる見所が満載!
観光地としておすすめされるのも納得できる場所でした。
今回の記事では、そんな人気観光地「由布島」の基本情報やアクセス方法、島の様子や見所についてのレポートをお送りします!
これから由布島に行こうと考えている人は参考にしてください。
由布島ってどんなとこ?
「由布島(ゆぶじま)」は西表島から東に400mほど離れた場所にある、周囲2.15kmの小さな島。
ここは島全体が亜熱帯植物園になっていて、たくさんの南国特有の植物達が生育しています。
また、植物だけでなく、
- 水牛車で島に渡れる
- 可愛い水牛たちと触れ合える
- 日本最大の蝶オオゴマダラが見られる
- 美しい海岸と絶品ジェラートを堪能できる
と見所が盛り沢山。
西表島を代表する観光スポットとして、多くの人が訪れる人気の島になっています。
由布島の基本情報 | |
---|---|
営業時間 | 9:30-16:00(入園締切15:15) ※潮の高さにより開園が遅くなる場合あり |
URL | 由布島亜熱帯植物園(公式HP) |
上原港からの所要時間 | 約30分 |
大原港からの所要時間 | 約20分 |
駐車場 | あり(無料) |
トイレ | あり |
由布島までのアクセス
ここからは由布島までのアクセス方法をご紹介します。
由布島へは、
石垣島→西表島→由布島
と島を渡って移動することでアクセス可能です。
まずは、船で石垣島から西表島へ
由布島に行く場合、まずは石垣島から西表島へ船で渡る必要があります。
石垣島~西表島の行き方については、下記のブログ記事を参考にしてください。
ちなみに、西表島には2つの港(大原と上原)があって、由布島に近い港は「大原」です。
「到着したら少しでも早く由布島に行きたい!」
という場合は大原港着の船を利用してください。
西表島に着いたらレンタカーかバスで移動
西表島に着いたら、レンタカーかバスを利用して由布島の入口までアクセスします。
レンタカーの場合
西表島での移動手段はレンタカーがおすすめです。
バスは1日4本と本数が少ないので不便ですし、せっかくの旅行なのに「バスの時刻を気にしてのんびりできない」ってなんか嫌ですよね。
大原港と上原港どちらの港にもレンタカー屋さんがあって、港から店舗まで送迎してくれます。
それぞれの港から「由布島水牛車乗り場」までの所要時間は、
- 大原港→由布島が約20分
- 上原港→由布島 約30分
です。
僕は「やまねこレンタカー」さんで車を借りて由布島まで行きました!
レンタカーを探す場合は、
を利用すると車の空き状況を一括で検索できて便利です。
ちなみに、西表島は主要な道路が一本なので迷う心配はありません。
(観光地を案内する標識もしっかりと整備されています)
もし道のりが不安な場合は、Google Mapsの「由布島水牛車乗り場」にナビを設定すればバッチリです。
路線バスの場合
本数は1日4本と少ないですが、路線バスを利用して由布島の入口(バス停名は由布水牛車乗場)までアクセスすることもできます。
2023年3月時点でのバス時刻表と料金は下記のとおり。
白浜行き | ① | ② | ③ | ④ |
---|---|---|---|---|
大原港 | 8:00 | 9:36 | 14:00 | 15:30 |
由布島水牛車乗場 | 8:20 | 9:59 | 14:22 | 15:49 |
上原 | 8:57 | 10:37 | 15:00 | 16:27 |
豊原行き | ① | ② | ③ | ④ |
---|---|---|---|---|
上原 | 8:06 | 10:56 | 12:57 | 16:26 |
由布島水牛車乗場 | 8:44 | 11:37 | 13:36 | 17:02 |
大原港 | 9:03 | 11:56 | 13:56 | 17:21 |
西表島のバス情報をもっと知りたい場合は、下記のブログ記事が参考になります。
ツアーで移動するという手もある
「レンタカーの手配やバスでの移動もめんどくさいなぁ…」
という場合は、“ツアーに参加して移動をガイドさんにお任せしてしまう” という手もあります。
由布島観光だけでなく、
といった他のアクティビティも楽しめるツアーもあるので、お好みのものがあるか探してみてください!
由布島の入園料金と水牛車について
由布島の入園料は水牛車or徒歩で変わる
西表島から由布島に渡る手段は水牛車か徒歩。
どうやって渡るかによって入園料金が変わります。
由布島への入園料金 | 大人 (中学生以上) | 小人 (小学生) |
---|---|---|
往復水牛車&入園料 | 2,000円 | 1,000円 |
徒歩入園料 | 700円 | 350円 |
徒歩だと安いですが「水牛車に乗って由布島へ渡る」は由布島観光の目玉なので、素直に水牛車に乗るのがおすすめです!
西表島→由布島の所要時間は?
水牛車に乗ると片道15分ぐらいで島へ渡れます。
徒歩で島に渡った人のブログ記事を見ると、歩いてもそんなに時間は変わらなさそうです。
水牛車は予約なしでも乗れる
ちなみに、水牛車の事前予約は必要ありません。
駐車場のすぐそばにチケット売場「旅人の駅」があるので、ここでチケットを購入。
あとは、水牛車乗り場に移動して待てばOKです。
こんなにたくさん!由布島の見所を紹介!【体験レポ】
ここからは、実際に旅行に行ったときの写真とともに由布島の見所と様子を紹介していきます!
水牛車に乗って由布島へ!
チケット売場の「旅人の駅」から少し進むと、西表島側の水牛車乗り場があります。
行ってみると、ツアーの団体客を乗せた水牛車が由布島へ送っているところでした。
この光景を見るだけでもワクワクしますね!
水牛車の出発は30分間隔。
出発まで時間があったので、お休み中の水牛を眺めたり入口で記念撮影をしてゆっくり待機していました。
発車の時間になったら、スタッフさんがどの水牛車に乗るのか案内してくれます。
乗り込んだらいよいよ出発!
のんびりと水牛に引かれて島を渡るのは最高に贅沢な時間です。
この体験だけで、由布島に来た甲斐がある!
ちなみに、水牛たちにはそれぞれ名前がちゃんとあって性格も違うのだとか。
由布島の水牛車に乗ったー😁三味線つきでゆったりー😌 pic.twitter.com/PvoFKX8vNF
— kaZu.A.b (@kaZ38926094) April 19, 2021
道中では運転手さんが水牛や由布島、島の生活についてお話をしてくれました。
到着間近には三味線で民謡まで唄ってくれて車内は大盛りあがり!
乗ってるだけでめっちゃ楽しい~。
水牛車での移動時間は15分ぐらい。
(その日の水牛さんの気分や調子によって変わる)
道中が楽しすぎて由布島まではあっという間でした。
ここから島を散策していきます!
水牛の池とふれあい体験に癒やされる
島に入ってすぐのところに、たくさんの水牛たちがいるスポットを発見!
ここは「水牛の池」といって、水牛たちがお休みをする場所です。
どの水牛たちも気持ちよさそう~。
見ているだけで癒やされます。
さらに、この日は水牛のルイ君とふれあい体験をできるブースや
あんずちゃんにエサやりをできるブースもありました!
さすがは水牛の島です。
南国感満載の散策路が楽しい!
水牛たちに癒やされたら、本格的に島の散策開始。
由布島は散策路も南国感満載で良い感じなんです!
道脇にはヤシの木やハイビスカスのような様々な南国の植物の姿を見ることができます。
この散策路を歩くだけでも楽しい!
なかにはこんなユニークな看板も。
本当に飛び出してきたらめっちゃ怖いですよね(笑)
日本最大の蝶「オオゴマダラ」が舞う蝶々園へ
散策中に立ち寄ってみたのが「蝶々園」。
ここは温室になっていて、日本最大の蝶「オオゴマダラ」を見られます。
これがオオゴマダラ。
ハネを広げると13cmぐらいの大きさになります。
でかい!
温室の中ではたくさんのオオゴマダラがふわふわと優雅に飛んでいました!
(他の蝶もいるのですがオオゴマダラが目立っていて影がうすいです笑)
オオゴマダラは沖縄県では一般的な蝶で「県蝶」にも選ばれているそうです。
本州でいうとモンシロチョウみたいな存在なんですかね?
ここで一番驚いたのが、温室内で展示されていたオオゴマダラの蛹。
見てください!この金色!
まるで人が塗ったように見えますが、これで自然な色なんです。
蝶々園は5~10分もあれば見れちゃうので、もし虫とかが嫌いでなければ足を運んでみてください。
開放感たっぷりのマンタの浜でお散歩♪
さらに島の奥まで進むと「マンタの浜」へ到着!
ここは西表島らしい白い砂浜と青い海を堪能できる美しいビーチが広がっています。
開放感たっぷりでのんびりと散歩するのにぴったりです!
浜の正面に小浜島が見えていました。
小浜島はマンタが見えることで有名な島。
「マンタの浜」という名前は、由布島と小浜島の間の海が “マンタの通り道” になっていることからつけられたようです。
ビーチからマンタは見られませんでしたが、入口にはこんなマンタ像が。
ちょっと可愛いですね(笑)
由布島茶屋の絶品ジェラートを堪能
で、由布島に行ったらぜひ立ち寄ってほしいのがこのお店!
マンタの浜入口のすぐ側にある「由布島茶屋」です。
お店の名物は西表島産の食材を使った絶品ジェラート!
僕は前日に参加したツアーでガイドさんから、
「西表島に来たら由布島茶屋の泡盛ジェラートを食べたほうが良い」
とおすすめをされていたので「由布島に行ったら絶対に行きたい!」と思っていました。
メニューはこんな感じ。
ジェラートの他にもケーキやコーヒーなども注文できます。
入口には本日のおすすめジェラートについて紹介された看板が。
ガイドさんがおすすめしていた泡盛も書かれていますね。
というわけで、コーヒー&ジェラートのおやつセットを注文!
ジェラートはおすすめに素直に従って、
泡盛×オキナワンブルー
をチョイスしました。
食べる前は「泡盛味ってほんまに美味しいのか不安やなー」と思っていたのですが、そんな心配は無用でした!
一口食べると、さわやかな泡盛の風味が口の中に広がって美味しい!
変な臭みともなかったですね。
いや、これは本当に食べて良かった。
オキナワンブルーとコーヒーも美味しかったです。
散策の疲れが吹き飛びました!
食事・お土産なら和牛商店
あと、由布島にはランチを食べられるレストランやお土産が買える「水牛商店」というお店がありました!
今日の昼飯は由布島に唯一ある飯屋、その名も『由布島レストラン』にて。
— さんキチ@スーパーカブで日本一周中 (@sam_kichi) March 31, 2023
ザ・観光地の食堂って感じだったけど、八重山そばとひさびさに牛丼も食べれてこのボリュームで1000円という高コスパで満足。 pic.twitter.com/5XOrWu4Uh8
レストランのメニューは、
- 石垣島産和牛カレー
- 八重山そば
- ソーキそば
- オリオン生ビール
- 石垣島地ビール
- マンゴージュース
といった島ならではものが揃っています。
食べ物だけでなく飲み物もあるので、散策に疲れたときの休憩所として使っても良さ気です。
お土産屋さんには黒糖や塩といった一般的なものから、
ここでしか買えないオリジナルグッズもありました!
やっぱり水牛をモチーフにしたものが多めで、見ているだけでも面白いです。
レストランメニューやお土産の詳細について知りたい人は、公式HPや水牛商店のInstagramがあるのでそちらをチェックしてみてください。
参考情報:由布島での滞在時間は2時間ぐらい
由布島での滞在時間は往復の水牛車での移動も入れて約2時間でした。
由布島は周囲2km大きな島ではないですが、今回紹介したところ以外にも
- マングローブ遊歩道
- ブーゲンビレアガーデン
- 旧小中学校の跡地
といった観光スポットがいくつかあります。
さっと見るだけなら1時間ぐらいで島を回りきれますが、お店でゆっくりしたりするともう少し時間がかかるので1時間30分ぐらいあれば島内を余裕をもって回れます。
なので、水牛車での移動も含めて2時間ぐらいを所要時間として見ておけばOKかと。
さいごに:西表島に行くなら由布島は行って間違いなし
今回の記事では、西表島旅行の際に立ち寄った由布島の様子をご紹介しました。
一番の見所は水牛車に乗って由布島に渡るところですが、島の散策も見所がたくさんあって楽しかったです!
注意点としては、シュノーケリングやトレッキングといったアクティビティをする場所はないので、アクティブに身体を動かしたいという人は物足りなく感じるかもしれません。
ただ「水牛車に乗って島に渡る」体験をするだけでも、行ってみる価値は十分にあります!
ぜひ西表島に行ったときは由布島に足を運んでみてください。
「由布島に行きたいけど自分でレンタカーを手配したり、バスを調べるのはめんどくさいよー」
という人は、由布島に行くツアーがいくつも催行されているのでそれを使うのも手です。
今回の記事が西表島旅行の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!